2019年1月29日
サプリでぎっくり腰を治した話。と必要な栄養素。
腰痛撃退のために必須な栄養素の中にビタミンBがあります。
今回はビタミンBとビタミンCのサプリメントでぎっくり腰を改善させたエピソードも紹介したいと思います。
また、ビタミンB群は糖質や脂質、タンパク質の代謝や神経組織に欠かせない栄養素です。
ビタミンB群はどんな食品に入っているのか、お勧めのサプリメント等をお伝えしていきます。
ビタミンBで腰痛を撃退したエピソード
東京の整骨院でアルバイトをしている20代男性の(格闘技の後輩)より連絡がありました。
彼「種市さん、ぎっくり腰になりました。」
私「自分で治せよ。治療家は自分が怪我した時なんかレベルアップする良い機会だぞ」
彼「でも痛いんです。」
私「なんで腰を痛めたか、今自分の腰はどんな症状なのかちゃんと考えたか??」
彼「はい、普段マッサージで無理な態勢が多かったのだと思います。また症状は椎間症だと思います」
私「おーらい。ちゃんと考えたな。じゃ、ドラッグストアーに行け。普段だったら海外の進めてるけど今回は待ってる時間がないから、国産のサプリで代用する。とりあえずビタミンBとCのサプリメント買ってきて、成分表送ってくれ」
(余談までに話しますと彼はこの後に錠剤のサプリではなく、お菓子のグミにサプリが入っているのを買ってきたので、あだ名はグミになりました。)
彼「買ってきました!!」
私「グミじゃないよな??(笑)その成分なら○○錠飲んで」
彼「○○錠?」
私「仕方ないだろ。有効成分考えるとそのくらいだよ。」
彼「そんなに飲んで問題ないんですか?」
私「水溶性だから、大丈夫。明日までに飲んで。」
翌日どうなったか?
私「おはよう。痛みどう?」
彼「昨日の痛みが10なら今日は3になりました。。何でですか?」
私「普段の無理な姿勢で乳酸とか疲労物質がたまってたんだよ。人の痛みはある程度の疲れやダメージがたまらないと痛みと感知しない。その症状が椎間症なら発症するには乳酸とか疲労物質がかなりたまっていると考えられる。だからビタミンB群を取ってもらうことで乳酸の除去を行ったんだよ。椎間症を発症したなら、筋肉の緊張でかなり痛みが多いはずだ。椎間症自体は治らなくても、痛みの割合は実は筋緊張がかなり高いから、そこを改善すればいいんだよ。」
彼「わかりました。栄養ってもっと効果が出るのに時間がかかると思ったんですが、こんなにすぐに出るんですね。」
このような流れで順調に回復していきました。
まず、ビタミンB群とは??
ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンの8種類があり、これらを総称して「ビタミンB群」と呼ばれています。
すべて水に溶けやすい水溶性のビタミンで、熱に弱い性質を持っています。
ビタミンB群の重要な働きは「補酵素」になることです。
私たちの体は糖質、脂質、タンパク質を消化してエネルギーや体を作る材料を合成していますが、その時に活躍しているのが酵素です。
ビタミンB群はこれらの酵素の働きを助けています。
ご飯やパン、肉や魚をしっかり食べていても、ビタミンB群がとれていないとエネルギーや体の材料が作られにくくなり、あらゆる不調の原因につながってしまいます。
体の中で作ることができないので食事でしっかり補っていきましょう。
炭水化物大好きなあなたにビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝に必要な酵素の働きをサポートしています。
つまり、糖質(炭水化物)から活動に必要なエネルギーを生み出すのに欠かせない物質です。
また脳の中枢神経や手足の末端神経の機能、心機能の正常化にも関わっています。
ビタミンB1が不足すると、摂取した糖質はエネルギーに変わることができず、疲れやすくなったり、体がだるくなったり、さらには代謝の低下から太りやすくなってしまいます。
またイライラや集中力の低下などの症状もあらわれます。
極端な不足の例として、かつて国民病のひとつといわれた脚気(かっけ)があります。
炭水化物ばかりの食生活をしている人やお酒をたくさん飲む人、運動によるエネルギー消費量の多い人はビタミンB1の消費が激しいので積極的に補う必要があります。
また、運動で発生する乳酸は簡単に言えばこのB1の不足によって起こります。
つまりB1をローディング(ため込む)していれば乳酸の発生を防いだり、減少させることが可能です。
この事は私自身が20人くらいのアスリートに実験をしましたので、かなり自信を持って言えます。
ちなみにこの被験者たちは、「筋肉痛がなかった」「筋肉痛があったけど少なかった」と異口同音に言っていました。
ビタミンB1は豚肉の赤身に多く含まれています。
脂身の少ない豚ヒレ肉が一番多く、100gに0.98mg含まれています。
次いで豚もも肉(0.90mg/100g)、豚ロース(0.68mg/100g)の順となります。
他にはうなぎ(0.75mg/1串)や鶏レバー(0.48mg/100g)、玄米、豆類、ナッツ類にも含まれています。
また、にんにくやニラ、玉ねぎや長ねぎに含まれる「アリシン」と結びついたビタミンB1は熱に強く、吸収もよくなるので組み合わせてとるのがオススメです。
お肉大好きなあなたにビタミンB2
脂質の代謝に必要なビタミン、それが「ビタミンB2」です。
ビタミンB2は「発育のビタミン」とも呼ばれ、脂質の代謝に関わる他、皮膚や髪、爪などの細胞の再生に働き、成長を促す作用が知られています。
肌荒れなどのトラブルを解消してくれるので、美しくやせたいダイエッターには必須の栄養素といえますね。
また、ビタミンB2には粘膜を保護する働きがあり、口角炎や口内炎などの予防にも効果的です。
疲れ目や目の充血も改善してくれるので、パソコンやスマホなどで目を酷使する現代人は意識してとりたい栄養素でもあります。
不足すると、皮膚や粘膜の炎症の原因になったり、肌荒れや口内炎、目の充血、枝毛や切れ毛などの髪のトラブルにつながってしまいます。
そんな症状が出ていたら、ビタミンB2が不足していて、脂質の代謝が落ちているサインかもしれません。
なお、子どものビタミンB2不足は深刻な成長障害を引き起こす場合があるため、小さいお子さんのいる家庭は注意が必要です。
ビタミンB2の推奨量は、男性1.5~1.6mg(18~69歳)、女性1.1~1.2mg(18~69歳)です。
レバーに多く含まれ最も含有量が多いのは豚レバー(3.6mg/100g)です。
うなぎ、納豆、卵、乳製品、葉物野菜、魚にも含まれています。
ビタミンB2は熱に弱いため、納豆(0.28mg/パック)、卵(0.26mg/個)、牛乳など、加熱せずに食べられるものを活用すると、効率よくビタミンB2をとることができますよ。
筋肉をつけたいあなたにビタミンB6
ビタミンB6はタンパク質、脂質の代謝を行う重要な栄養素です。
タンパク質からエネルギーを作り出す過程で酵素を手助けする役割もあり、その働きにより皮膚や粘膜の健康にも重要な働きをしています。
また、ドーパミン、アドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質の合成にも関与しており、神経機能を正常に保つ働きもあります。
他にもアレルギー症状、月経前症候群(PMS)、つわり症状の緩和にも効果があると言われています。
日本人の食事摂取基準(2015年版)では成人男性1.4mg 女性1.2mgが推奨されています。
近年食の欧米化により肉の摂取量も増えたため、ビタミンB6が注目されています。
たんぱく質摂取量が多い人ほど必要量も増えてきます。
また妊娠・授乳中やピルを服用している女性は、ホルモンの関係で必要量が増加しますので、積極的にとるようにしましょう。
肉、魚、豆類、ナッツなどに含まれていて、特にマグロ(0.86mg/100g)、カツオ(0.76mg/100g)に豊富に含まれています。その他、バナナ・にんにくにも多く含まれます。
熱に弱いため、魚であれば刺身のように生で食べるのがオススメです。
マグロのお刺身なら7、8切れで1日の必要量の50%が摂取できます。
毎日お刺身を食べるのは難しいので手軽に食べられるバナナが便利。
1本で必要量の約30%が摂取できますよ。
ビタミンB6は腸内細菌からわずかですが合成されるため、欠乏することも少なく、水溶性ビタミンのため過剰に摂取しても尿中などに排泄されやすいです。
ベジタリアンが不足しがちなビタミンB12
ビタミンB12はタンパク質のもととなるアミノ酸の代謝や、タンパク質の合成に関わるビタミンです。
DNA合成の調整をしたり、赤血球を作り出し、同じビタミンB群である葉酸と共に悪性貧血を予防する働きもあります。
悪性貧血とは、鉄分不足で起こる貧血ではなく、赤血球の形成や再生がうまく行われないことにより起こる貧血で、全身のだるさやめまい、動悸、息切れ、食欲不振などの症状が現れます。
日本人の食事摂取基準(2015年版)ではビタミンB12の必要量は男女共に2.4µg/日とされています。
体内の腸内細菌によって作られ肝臓にも蓄えられるため、不足することはほとんどありません。
しかしビタミンB12は、植物性食品にはほとんど含まれず、ベジタリアンで動物性食品を食べない方など、極端な偏食の場合はビタミンB12が不足しかねません。
また胃切除した方や高齢者ではうまく吸収ができなくなるため、注意が必要です。
主に動物の肝臓に蓄えられるので、牛、豚、鶏などのレバー、魚類なら内臓も含めて食べると効率よくとることができます。
またビタミンB12は貝類にも多く含まれていて、しじみ(10個:6.2µg)、あさり(5個:10µg)は汁物1人前食べれば簡単に1日分がとれるのでオススメです。
他にも牛乳、チーズなどの乳製品、植物性食品では納豆や味噌などの発酵食品からもとることができます。
コスパよくビタミンB群がとれるおすすめサプリ
ビタミンB群は互いに協力し合って糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わっていますので、複数のビタミンを合わせてとると高い効果が期待できます。
https://jp.iherb.com/pr/Now-Foods-B-50-100-Veg-Capsules/39670
https://jp.iherb.com/pr/Now-Foods-B-100-Sustained-Release-100-Tablets/54510
YSSではコスパも含めてこのあたりのサプリをお勧めしています。
(1月31日までにプロモコード19NEWを使えば、少し安く購入できると同時にYSSにすこし還元されます。)
そして、覚えてほしいのは、「ビタミン・ミネラルはプロテインが少ないと効果を発揮しにくい」という事です。
以前書いたプロテインの重要性はこちらから→http://yokohama-rss.com/blog/youtsu/2018081227/
プロテイン+ビタミンB、C、Eは体のエネルギーであるATPをたくさん作ってくれます。
この上記のサプリメントのセットはATPセットといって腰痛に限らず様々な疾患の役に立ちます。
(このATPセットを発見・開発したのは心療内科の藤川医師になります)
プロテイン+ATPセット、体幹トレーニングは腰痛を改善させる早道になります。
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