2018年12月31日

非特異性腰痛は80パーセント以上という誤解と腰痛撃退トレー二ングの続き

カテゴリ:

腰痛

昨今、非特異的腰痛という原因がはっきりしない腰痛が80パーセント以上という考え方が広まりました。

実はこれは大きな誤解があります。

良い文章があったので、転載させていただきます。

↓↓↓

山下 敏彦(札幌医科大学医学部整形外科学講座 教授)

2001年のDeyoらの論文1)以来、種々の検査によっても原因が特定できない「非特異的腰痛」が腰痛症例の85%を占めるとの認識が広まりました。一般には「非特異的腰痛」イコール「原因不明」と解釈され、患者の不安や不信感の一因となることもありました。また「心因性腰痛」と混合され、それが腰痛の大多数を占めるといった誤解をも生じました。そもそもDeyoはプライマリ・ケア医で、専門医による診療が必要な特異的腰痛を見分けることが診断の目的であり、その他の「非特異的腰痛」とされた症例の原因究明はあえて必要としない立場にありました

↑↑まで。

このように原因がはっきりしない腰痛は、一種の誤解から始まっています。

フィンガーテストやラセーグテストを用い、画像診断のみに頼らない知覚や疼痛箇所の特定をした最新の研究では、筋膜性腰痛が17,5パーセント、

椎間関節性腰痛が21.3パーセント、

椎間板性腰痛が12・5パーセント、

病的腰痛が21・3パーセント、

心的腰痛が0.3パーセントになりに

特異性腰痛は22パーセントと言われています。

そしてこの非特異性腰痛の中に仙腸関節炎が含まれていますので、フィンガーテストなどで痛みの箇所がはっきりするならもう少し非特異性腰痛は減ると個人的は思います。

上記の結果を見ますと、「腰痛はストレスからだ」などど原因を特定しないのは、少し違ってくると思います。

今回はこちらの本が参考図書になります。

良かったら購入してみてください。

プロフェッショナル腰痛診療
山下 敏彦 (著) /西良 浩一 (著)/金岡 恒治 (著)

当院が治療ではなくトレーニングを薦める理由

当院が治療ではなくトレーニングを薦める理由の一つに下記のデータがあります。

日本整形外科学会と日本腰痛学会が作成した「腰痛診療ガイドガイドライン2012」です。

グレードAが強い根拠に基づき推奨せれるレベル

グレードBが中等度の根拠に基づき推奨されるレベル

グレードcが弱い根拠(根拠が薄い)によって行うことを考慮されてもいい

グレードDがその行為を否定する根拠があり推奨しない

グレードIがエビデンスが存在しない。

ただ、ここで注意が必要なのは一言で腰痛と言っても様々な症状があります。

本来は、筋筋膜症にはどの方法がグレードいくつかなどど分けて考えられるべきですがその研究はこれからのようです。

この中でマッサージはグレードI

徒手療法はグレードBとされています。

運動療法はグレードBです。

一見、徒手療法でいいじゃないかと思わせるエビデンスですが実は徒手療法は短期的な除痛効果になります。

なぜかは簡単ですね。前回、前々回にも書いている、

「体はやったことはできる(可能性がある)し、やっていないことは出来ない」

という法則です。

特殊な徒手療法で一時的な動きの良さを獲得しても本人がその動作になるように体に学習させなければ、結局は元通りになるという当たり前の結果です。

ニー トゥ エルボーの紹介

また、今日は、ドローイン、ハンド・ニーに続くトレーニングの仕方でニー トゥ エルボーを紹介したいと思います。

前回に紹介したハンド・ニーの強化バージョンを考えていいと思います。

このハンドニーは、大変バランスとりづらくなります。

参考動画はこちらになります。

バランスがとるのが難しくなると、実はインナーマッスルまで動員されます。

つまり、ハンド・ニーよりもアウター・インナーマッスルに対する負荷が上がってくれます。

また、大切なことなのでまた言いますが

体の原則は、「やったことが出来るようになる(可能性がある)。やっていないことは出来ない」

という大原則があります。

よくこの話をするとスポーツをやっている方に、

「たくさん運動しているのになんで腰痛になるんだ」

という質問を貰います。

そう言った方に、このブログで紹介している体幹トレーニングをやっていただくとすごくきつそうにやられます。

体の原則は、「やったことが出来るようになる(可能性がある)。やっていないことは出来ない」

です。

つまり、スポーツの中に最大筋力や可動域を出す事は、プレー中多くありません。

スポーツの中で、筋力や可動域が育まれるなら、なぜストレッチが必要になるのでしょうか。

つまり「やったことが出来るようになる(可能性がある)。やっていないことは出来ない」となります。

また、多くの競技では競技動作がうまくなればなるほど体を効率よく使うようになるため、力を使わなくなる傾向にあります。

ですので競技だけですと筋力は落ちてしまう事が多いです。

ぜひ前々回に紹介したドローイングと合わせてトレーニングしてください。

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